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創作のメモとか趣味の弓の話とか色々。 予告無しに腐女子発言があるのでご注意。
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その目に、狂暴な光が宿った。
右手が三日月斧を握りしめる。
口元が笑みを刻む。
短く吐き出される呼吸。
そうして振り上げられる刃。
鈍い音と共に奪われる命。
飛び散る飛沫は熱く、しかしそれを見守る心は冷たい。

娘と斧は一体だった。
遠心力を受けた斧は凄惨な破壊力をもたらし、殺戮をつむぐ。

娘の哄笑が耳についた。

――笑っている。

それを咎める資格など無い彼は、しかしどこか複雑な思いでその娘を見ていた。




ちゃんと正気。
いつでも正気。
奪うに躊躇いが無いだけ。
苦悩しないだけ。
羊や馬を殺すのと同じ感覚。
食べる為に殺すのと同じ。
ただ、それが狂気に見えるのは楽しんでいるから。
自分の財産ではないものを自分のために奪うという行為に一抹の快楽を見出しているから。
彼女の中でそれは何ら不思議ではないけれども、他人から見ると狂気にしか見えない。

まーアレだ。
奢ってくれんのラッキーvっていう笑顔の延長。
凶悪な顔してるけどな。

桂嶺がこうならなかったのは睡淋がいたから。
睡淋が血に弱いから。
でも血に酔って殺戮に走りやすいのは睡淋タイプだったりする。
ので睡淋がいないので自分で楽しんでる桂嶺系。
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キノスらないか?(笑

取り敢えず今日明日中に1本あげるから、そうしたら表紙を探しに行かないか?
木曜日あたりに。
まぁその前にレポート控えてるだろっていうツッコミ不可w


レスール一本切り出そうと思うのだよ。
残酷なる強き者。




 それが、女だった。
鳶色の真っ直ぐな瞳の、ちょうど誰かに嫁ぐような年頃の娘。
丁寧に編まれた髪をなびかせ、華やかな色で飾られた服を纏う。
しかし彼女の右手に握られているのは機ではない。
彼女の左手に握られているのは刺繍針ではない。
彼女を包む空気は花の香りをはらむそれではない。

 ――レスール。

 そういう名の娘は、月毛の毛並みの馬を駆る猛者だった。
右手に握られているのは三日月斧。
左手に握られているのは手綱。
背には弓と矢を負い、腰には円月刀を穿く。
空気は、血の臭いにむせかえる。
他を圧倒する、その眼差し。

 レスールは馬上でわずか立ち上がり、速度を一気に上げた。
彼女の愛馬は敵軍を抜き去り、そしてその瞬間に主の求めに応じて反転した。
手綱さばきのみで馬体を巡らせ、レスールは敵軍に真正面から突っ込む。
体を伏せるようにして低くし、右手の三日月斧を振るう。
狙いあやまたずにその刃は雑兵の首を跳ね飛ばし、返す刃で次の相手の胸元をたたきつぶす。
通常のそれよりも一回り大きな斧は鎖骨ごと骨をえぐり、相手の命を奪い去った。
彼女が右手を振るたびに命が一つ消える。
主を失った馬がてんでばらばらに走り回り、視界を塞ぐ中を彼女は正確な手綱さばきで駆け抜けていった。

「よう、アーゼル。不景気な顔をしてどうかしたか?」

 アゼルヴィンザーデの眼前で馬を止めた彼女は、笑った。
返り血は彼女の全身を濡らし、飛び散った肉片は所々に張り付いている。
月毛の美しい馬もまた、無惨な色に染まっていた。
赤ではない。
そんな美しい色ではなく、もっとより生々しい淀んだ桃色とくすんだ赤茶色だ。

 それでも、レスールは笑っていた。

「すごいものだな」

「当たり前だ。私を誰だと思ってる」

 言いながら、レスールは三日月斧を振って血を払う。
普通女に扱えるような重量ではないそれを、彼女は軽々と扱う。

「それとも何か? 今更おじけづいたか、アゼリー」

「その呼び方はやめろと言った筈だ。……おじけづいてなどいない」

「そうだな。でなければ困る。私が何のために殺し尽くしているのか分からんからな」

「……」

 この娘は命を奪うに躊躇うことをしない。
真っ直ぐに敵を見、一撃で屠る。

 ――恐ろしい娘だ。








こんな感じ。
生死のバランス云々の話は残したいけど。
シャアルとうまく絡ませられるかどうか。
いっそシャアルと対立するのも面白いかもしれない。




バイト先の腐女子が問題発言。

「藍.染と浦.原の組み合わせはいいと思うんですよ」

…というわけでそこなオマエ(どう見ても名指し)。
同志がいたぞ(笑



うん。
もしかしたら軽率だったかな。
しいて言うなれば必死こいて頑張ってる相手に向かって無責任に頑張れと言ってしまったような。
立て込んでいるのは一目瞭然である以上、あの発言は神経を逆撫でたり逆に追い詰めたりしてしまったのではなかろうかと。
夜中のテンションを反省。。。

常々思っていたことを吐露したという意味においては間違いなく俺の本心なのだけれども。
けれど、ものごとにはタイミングというものがあるわけで。
それによって丸ごと左右するなんてのはよくあること。

むー…ん。
もし俺のせいで余計神経すり減らしてたりしたら申し訳ない…



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プロフィール
HN:
カナメトキ
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性別:
非公開
自己紹介:
多趣味。
アンテナが多すぎて一番が決められない。

時々ネガティブ。
低空飛行多し。

創作はラノベのようなそうでないような。
堅苦しいファンタジー書きを目指している。

中国やトルコやモンゴルが好き。
歴史学と民俗学のフィールドに生きる。

感情的になりやすくかなりタカ派。
過激な発言で他人を害しやすい。
直さねばとは思うものの、難しい。
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