金糸雀

「――どこに行くんです？　雪琳」
「……恭晋か」
「仕事はまだ残っていますよ。春の人事異動を前にどこかへ用事ですか」
「ちょっと出掛けてくるだけだ。夕方までには戻――」
「金糸雀を連れてですか」
「いやちょっと昔なじみが久しぶりに見せてくれとか言いやがるから――」
「確か嬰斉寺で鳴き合わせでしたね」
「や、だから夕方には終わる……」
「あなたは自分の鳥の自慢話からそのまま飲みに行くでしょう」
「だから帰るつってんだろうが」
「果たされたことの無い口約束を信じろと言うんですか」
「………」
「簾飛にとやかく言う資格は無いですよ」
「そう怒んじゃねえ。たまにゃあ息抜きくらいいいだろうがよ」
「この時期に息を抜く暇があるとでも思っているのですか」
「だから……」
「分かりました。一連の事務処理が終わるまで清波（せいは）と裏月（りげつ）の世話を簾飛に任せま――」
「やめてくれ」
「でしたら大人しく働いて下さい」
「ああもう分かった。分かったよ畜生め」



「……唐祁。わたし何であんなに信用されてないのかな」
「前に金糸雀に空を飛ばせたからじゃないか」
「だって外出たそうだったから……」
「大切にしているものを逃がされたら警戒するのは道理だろう」
「むぅ……」






まだ色々遊べそうだな。

麒麟で遊ぼう

「……誰も傷付けないことだけが仁じゃないと思うけどな。俺は」
「炎駒……？」
「狂う狂うって言うけど、実際どうなのかなんて分からないだろ？　叶えられるはずのない理想にがんじがらめにされて生きることの方が正常って、どうなんだよ」
「僕には、分からない。僕は麒麟ではない」
「あー……悪い悪い。気にすんな」


「なぁ稀苣。今度北の辺縁行ってみねえ？」
「いきなりどうした。申し訳ないが、春の除目の校正をしなければいけない。あと一月くらい待ってくれないか」
「……ひとつき、か。りょーかい。楽しみにしてるからな？」
そう言って、赤い麒麟は笑った。



こう…一瞬で死亡フラグが立つキャラっているよねｖ

まぁ半分冗談だけど。
当座炎駒を殺すつもりは無いし。
ただ…彼は麒麟という種族の在り方に少なからず疑問を抱いている。
だから混血とはいえ何かを飲み食いすることがよくない筈なのに敢えてやる。
他の麒麟を「純血」と呼んで一線を引こうとする。

そういう男。


ちなみに前髪ヘアピンで留めて髪の毛二つ結び。
赤毛の羽っ毛。
肩くらい。

炎駒

■麒麟
仁義礼智信でその性が形成され、それに反する行為を行うと狂う。
しかし生きる上で完璧で在り続けるのは不可能だから霊力強くても寿命は短い。
龍の半分くらい。
生草を踏まず生物を食べない。
宙を歩む。
足跡は円、直角に曲がる。
つまり円なる天と方なる地の体現。
この世の律や理により近い存在。
だから多分天変地異起こしたり出来る。
その仁性ゆえに司法の宰。



炎駒は血が薄まってるから他よりは狂いにくくて多少なら飲み食いも出来る。

まぁ悲劇にしようと思えば出来るんだよなコイツ。

キノスラに出したかったんだけど

稀苣と譚倫仲悪かったよ。
ていうか稀苣がより進行表っぽくなった＞架ちゃん

稀苣の過去話と宮中でのちょろりとした事件の話。
で、それに播磨タイプを出したいんだけど種族と名前が決まらない。
赤い麒麟にした、い…！
炎駒って言うんだよ赤い麒麟のことを。
使いたくて仕方ない。
赤麒麟か、或いは赤龍かな。
赤毛イメージ。
青龍でもいいんだけど…青毛と金髪が並ぶと画面がくどいｗ

しかし青龍って少ないかなぁ…


＋白龍
・白
・瑤葦
・白龍王
（叔離）

＋黒龍
・蒜閃
・黒龍王

＋赤龍
・恭晋
・破王
・赤龍王

＋青龍
・瀞兎
・青龍王

＋黄龍
・唐祁
・稀苣


むー…。
まぁ破王は生まれが赤ってだけで純粋に赤じゃないからな…
うーむ。
赤龍で新キャラにしちゃおうかなぁ。
稀苣にもお友達いた方がいいでしょうｗ
しかしそれで仲良くなったのに裏切られたとかになって他人不信マックスな稀苣というのも捨てがたい。←



この前話してて思ったけど、こういうネタをメモったところで正確に内容を把握出来るのは私には架ちゃんだけで、架ちゃんには私だけなんだよねｗ
そういう意味には究極の私信だよな。

倶龍子

龍に乗らざるは常人なり。
龍に乗るを倶龍子と云う。


龍はプライド高いから自分の倶龍子以外は基本的に乗せない。
ていうか人を乗せるっていう行為自体を好まない。
俺たちは龍であって馬じゃねえ！という話。


唐祁を塗ってます。
今の時点ではわりかし綺麗。
そしてもう一枚唐祁を発掘したのでそれも塗ろうかなぁとか。
唐祁だらけですね。

あいつ、デザインが単純で金髪金眼だから画面華やかで好きなんですよ。
睡淋より男前だから書きやすいしｗ
睡淋は女の子描くのと変わらないです。


龍シリーズも書かないと。
話出来てるのに筆が進まないってのは難病ですね…