麒麟で遊ぼう

「……誰も傷付けないことだけが仁じゃないと思うけどな。俺は」
「炎駒……？」
「狂う狂うって言うけど、実際どうなのかなんて分からないだろ？　叶えられるはずのない理想にがんじがらめにされて生きることの方が正常って、どうなんだよ」
「僕には、分からない。僕は麒麟ではない」
「あー……悪い悪い。気にすんな」


「なぁ稀苣。今度北の辺縁行ってみねえ？」
「いきなりどうした。申し訳ないが、春の除目の校正をしなければいけない。あと一月くらい待ってくれないか」
「……ひとつき、か。りょーかい。楽しみにしてるからな？」
そう言って、赤い麒麟は笑った。



こう…一瞬で死亡フラグが立つキャラっているよねｖ

まぁ半分冗談だけど。
当座炎駒を殺すつもりは無いし。
ただ…彼は麒麟という種族の在り方に少なからず疑問を抱いている。
だから混血とはいえ何かを飲み食いすることがよくない筈なのに敢えてやる。
他の麒麟を「純血」と呼んで一線を引こうとする。

そういう男。


ちなみに前髪ヘアピンで留めて髪の毛二つ結び。
赤毛の羽っ毛。
肩くらい。